東北冬旅'06

はじめに
蔵王の樹氷に惹かれて、冬景色の東北へ。

スケジュール
2/23(木) セントレア7:30→8:35仙台空港8:55→10:35中尊寺(ランチ)12:30→13:30盛岡14:00→15:40りんごの里16:00→16:20発荷峠16:25→16:40十和田湖畔温泉着(18:00夕食18:50→旅館発19:10→十和田湖冬物語→20:45旅館着)
2/24(金) 旅館発8:00→8:45奥入瀬渓流・石ヶ戸休憩所9:05→9:40十和田湖畔10:30→11:40きりたんぽ工房12:30→13:40トイレ休憩14:00→15:55トイレ休憩16:05→17:00蔵王温泉着(18:00夕食18:40→ホテル発19:00→蔵王→21:00ホテル着)
2/25(土) ホテル発8:00→8:05蔵王9:50→10:40山寺(ランチ)12:20→13:50松島15:10→15:55仙台空港17:00→18:15セントレア




2006年2月23日(木)

 5時起床。当然外は真っ暗!5時30分過ぎに家を出て、地下鉄の始発に乗り込む。この時間は地下鉄の出入口が全て開いていないことをすっかり忘れていて、死ぬほど焦りました。(^◇^;)名鉄のミュースカイに乗る頃、空がしらみはじめて、朝焼けとなってきた。6時34分、セントレア到着。カウンターで搭乗券を受け取り、各自ANAの365便へと乗り込む。今回のツアーは総勢41名と大所帯。年齢層も高めです。7時30分離陸、予定より少し早い8時35分に仙台空港着陸となる。8時55分にバスに乗り換えて仙台空港を後にし、東北自動車道を北上する。
 10時35分より平泉にある中尊寺を見学。中尊寺は嘉祥3年(850年)に高僧・慈覚大師円仁によって開山された天台宗の東北大本山で、12世紀の始め義経の時代に藤原清衡が理想の楽士建設を願い再興したもの。残念ながら、建武4年(1337年)の火災により国宝の金色堂・重要文化財の経蔵以外はすべて焼失してしまったそうですが。各自で、讃衡蔵・煌びやかな金色堂・経蔵・弁財天堂・本堂・弁慶堂等を見て周りました。道の端には雪が残っており、足下は多少悪かったです。観光を終え、各自昼食場所へ移動。11時55分より、えび入りのひっつみ鍋をいただきました。ひっつみとはすいとんのようなモノのこと。ダシは薄味で美味しかったです。前沢牛のにぎりなんかも食べました!
 12時30分にバスは再び北上します。13時30分より盛岡の岩鋳鉄器館にて、南部鉄器の製造工程を見て周りました。日本の伝統工芸品の製造工程を見れる貴重な経験となった。14時に盛岡を後にして、15時40分にりんごの里・平塚果樹園でりんごと加工品を試食。お腹が満たされたところで、次の目的地へ向け出発。16時20分に発荷峠で5分間のフォトストップとなる。ここは十和田湖の展望台の中でも最も美しい景色が眺められる峠として知られている!?らしいです。天気良好で、真っ青な十和田湖を望むことが出来ました。最高です♪
 本日の宿泊地、湖畔の宿 緑水閣に到着したのは16時40分のこと。18時より夕食となります。バイキングということであまり期待していなかったのだが、ハタハタ焼き・焼き味噌たんぽ・天ぷら(公魚・まいたけ・かぼちゃ・タケノコ)・姫鱒のじゃっぱ汁・イカ飯・稲庭うどん・焼きりんご・白玉ぜんざいと東北名物をたくさんいただけ、味も良くて大満足となりました。
 食後、19時10分旅館発のシャトルバスで十和田湖冬物語という名で開催されている十和田湖の冬のイベントを見に出かける。イベント会場到着後、一旦その場を後にして十和田湖にある乙女の像へ。ライトアップした乙女の像を見る為とはいえ、凍ってツルッツルな上、灯りが少なく真っ暗な雪道を歩かなくてはいけないというのは、ちょっと恐ろしかったですね。一人ではとても歩けないと思いました。その後、イベント会場へと戻り、ねぶたとなまはげのステージ・花火を見ました。かなりの量の花火が上がり思ったより感動でした!最後に滑り台ゾーンや津軽三味線の演奏を楽しんで、20時45分のシャトルバスで旅館へと戻る。十和田湖畔温泉ということで、この日は温泉に浸かり就寝です。

東北マップ
(↑上のマップをクリックすると大きい画像がご覧になれます。)
中尊寺・経蔵 ランチ・ひっつみ鍋 発荷峠より 夕食 十和田湖冬物語
2006年2月24日(金)

 6時30分起床。7時より朝食を食べて、8時に旅館を出発します。バスの車窓から見える十和田湖の湖面は鏡のように周りの山々を映しておりとても綺麗でした。続いて、奥入瀬のブナの原生林に囲まれた美しい渓流をバスより見物。冬にしか見ることの出来ない凍った姿の滝などをたくさん見ることが出来ました。8時45分より石ヶ戸休憩所にて下車。奥入瀬渓流のプチ散策となる。実際に見たことはないけど、写真などで見る緑豊かな時期の奥入瀬渓流は不思議な色に包まれているので、いつかそんな時期にも訪れてみたいものです。
 9時5分に奥入瀬渓流を後にして、9時40分に十和田湖畔に降り立ちます。ちなみに十和田湖は透明度の高い二重カルデラ湖(火山活動によって出来た大きな窪地に水が溜まったもの)で、深さ日本第3位の湖です。白鳥の餌づけを見て(←私はそーゆうのはやらない。)、昨夜も訪れた乙女の像へ。夜とは雰囲気がまったく違って見えて、今日も来れてほんとに良かったです。でも、今日のルートも雪と氷でツルッツル。ずっこけて、ケガをされた方もみえました。そして、10時30分にバスは十和田湖を後にし、南下して行きます。
 11時40分にきりたんぽ工房・秋田美人にて、かまくらの中できりたんぽ鍋の昼食をいただく。焼き立てのたんぽもいただきました。炊きたてのご飯をすり鉢で突きつぶして作ったたんぽを切るときりたんぽとなるのだそうだ。私は焼いたモノの方が五平餅みたいで美味しくて好きです。そして、12時30分に蔵王温泉へ向けバスは出発します。2度のトイレ休憩を挟み、17時に蔵王温泉エコーホテルへ到着。18時より夕食となり、すき焼き・いも煮・さしみこんにゃく等などをいただきました。
 食後、19時にシャトルバスで蔵王温泉スキー場の蔵王ロープウェイ山麓線乗り場へ。今回の旅行の最大の目的である世界最大級の樹氷を見るために☆ちなみにスノーモンスターと呼ばれる樹氷は針葉樹が雪と氷に覆われて出来たものです。山頂線に乗り継いで、乗車時間25分で標高1661mの地蔵頂上駅へ到着。ロープウェイを降りれば、目の前は樹氷原です。2月中は連日ライトアップが行われています。本日の山頂の気温は−9.7度、ひとつ手前の標高1331mの樹氷高原駅の気温は+1.1〜−0.15度といったところでした。天候に恵まれさほど寒くはなかったけど、やはり長時間はいれない感じです。実際、30分程しかいませんでしたが、とても素晴らしい樹氷が見れて大満足となりました。夜の樹氷は神秘的でちょっと怖いくらいの別世界なので、天気が良ければ必見モノです。私のお気に入りは帽子を被った天使と命名したヤツ(→右下の写真参照)です。なお、雪崩・遭難の危険ありとロープが張られている場所がありましたが、自己責任で皆さん無視しておりました。そんな私も!?20時にロープウェイを降り、蔵王温泉街を散策しながら、ホテルへ戻ったのは21時のことでした。もちろん、この日も温泉に浸かり就寝です。

奥入瀬渓流 奥入瀬渓流 十和田湖・白鳥 乙女の像 きりたんぽ鍋 夕食 蔵王・樹氷ライトアップ
2006年2月25日(土)

 6時30分起床。7時より朝食を食べ、8時にホテルを出発する。8時5分に昨夜も訪れた蔵王温泉スキー場の蔵王ロープウェイ山麓線乗り場到着となり、8時25分にロープウェイに乗り込み頂上を目指します。樹氷高原駅の辺りでは霧氷も見ることができました。ちなみに霧氷とは空気中の水蒸気が樹木などに付着して、枝先が白く氷結したモノのことを言います。頂上は今日も天気が良く、太陽光で雪がキラキラ、眩しくて目が痛いくらいでした。昨夜とがらりと表情を変えた雄大な樹氷を見て、雪の上を駆けまわってしまいました!!
 9時15分くらいにロープウェイを降り始め、9時50分に山寺へ向け出発。10時40分より山寺・立石寺を参拝。山寺は貞観2年(860年)に清和天皇の勅使により天台宗の僧・慈覚大師円仁によって開基された霊場で、奥の院まで1015段の石段が続きます。松尾芭蕉が『閑さや岩にしみ入る蝉の声』を詠んだところとしても有名です。ここの参道は雪が覆いとても大変(ひるみそうになる場所が数ヶ所あり!)でしたが、それでも諦めずに奥の院・如法堂まで石段を登り切りました。冬季閉堂していましたが。(^◇^;)下りは重要文化財の三重塔や五大堂からの眺望などを楽しみながら、雪道を下りました。各自で昼食場所まで移動して、11時55分より昼食をいただきました。精進料理っぽかったです。
 12時20分に山寺を後にし、日本三景のひとつ松島へ向け出発。13時50分松島着で、自由行動となる。私たちは赤い橋を渡って、ここのシンボルとなっている五大堂を見学。その後、松島の中心街を散策しました。といっても、260にも及ぶ松島の島々の景色を眺めた以外は笹かまの試食をして、萩の月を買ったくらいしかしていません。
 そして、15時10分に仙台空港へ向け出発となる。15時55分に仙台空港到着となり、16時30分に手荷物検査を済ませます。16時45分にANA370便へ搭乗し、17時にセントレアへ向け離陸する。なお、飛行中のドリンクサービスでは甘い香りに惹かれてホットココアをいただきました。18時15分にセントレア着陸となり、この旅行もケガひとつせず元気に終わりを迎えることが出来た。空港内を見て周ったので、18時58分のミュースカイに乗車して帰宅となる。
蔵王・霧氷 蔵王・樹氷
蔵王・樹氷/帽子を被った天使
(↑上の樹氷の写真をクリックすると大きい画像がご覧になれます。)
山寺・仁王門 松島・五大堂 松島 お土産




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