エベレスト街道トレッキング'12-'13

プロローグ

今回、何故行き先がネパールだったかというと...せっかく旅人してるし、世界一有名な山・エベレストを一生に一回くらい生で見てみたい。それも、見下ろすのではなく見上げてみたいって思ったので、この年末年始の連休を使ってネパールにトレッキングに行ってくることにしました。

でも、エベレストを生で見てみたいって思うようになったのはつい最近です。それまでは自分がネパールに行くことになるなんて思いもしてなかった。きっかけは、TVで放送されたNHKのグレートサミット・エベレスト編です。この番組を見て、エベレスト街道に憧れちゃったのですよね!



スケジュール

日 数 日  付 日          程
1日目 2012.12.28(金) 名古屋発→関空11:00→(TG-623)→15:45バンコク→ホテル
<バンコク泊・THE COLOR LIVING HOTEL>
2日目 2012.12.29(土) ホテル7:30→バンコク10:30→(TG-319)→12:45カトマンズ→ホテル
<カトマンズ泊・HOTEL DE L'ANNAPURNA>
3日目 2012.12.30(日) ホテル5:30→カトマンズ6:15→ルクラ
パグディン ルクラ泊・シェルパロッジ>
4日目 2012.12.31(月) ルクラ8:00→パグディン→モンジョ
ナムチェバザール モンジョ泊・サミットホーム>
5日目 2013.1.1(火) モンジョ8:00→ナムチェバザール→シャンボチェ
<シャンボチェ泊・エベレストシェルパリゾート>
6日目 2013.1.2(水) シャンボチェ9:00→ホテルエベレストビュー→ナムチェバザール→モンジョ
<モンジョ泊・サミットホーム>
7日目 2013.1.3(木) モンジョ8:00→パグディン→タドコシ→ルクラ
<ルクラ泊・シェルパロッジ>
8日目 2013.1.4(金) ルクラ8:30→カトマンズ
<カトマンズ泊・HOTEL DE L'ANNAPURNA>
9日目 2013.1.5(土) カトマンズ13:50→(TG-320)→18:25バンコク23:15→(TG-622)
<機中泊泊>
10日目 2013.1.6(日) →6:25関空→名古屋


名古屋→バンコク
2012年12月28日(金)

名古屋より陸路にて関空へ。
タイ航空にてバンコクへ。
本日の移動はここまで。今回は旅行会社のツアーを利用することにしたので、バンコクの空港で旅を共にするツアーメイト16名(関空組4人、成田組12名)+添乗員さんと合流し、空港からバスで30分くらいのホテルで1泊します。

バンコク→カトマンズ
2012年12月29日(土)

バンコクからネパールの首都カトマンズへ。

飛行機の座席は右の窓側席を確保することに成功♪
狙いどおり着陸30分くらい前にヒマラヤ山脈が見えてきました〜。
高い山ばかりで、山の判別がつかんと思ったが、頭ひとつ
飛び出してる山あり。エベレストだぁ!!
こんなに山に雲がかかってなくてしっかり見えるのは貴重みたいo(^-^)o



そして、
・世界第3位のカンチェンジュンガ(8,586m)
・世界第5位のマカルー(8,463m)
・世界第4位のローツェ(8,516m)
・世界第1位のエベレスト(8,848m)
・世界第6位のチョーオユー(8,201m)
と次々と8,000m峰が姿を現してくれてました。ヒマラヤ山脈って凄い!!



カトマンズ到着後、ホテルに荷物を置いて、15時より中心地のタメル地区を散策。
埃っぽいし、混沌とした街だ。
標高が1,300mほどの高さにある街だけど、緯度は日本の沖縄とほぼ同じなので、意外と温暖です。

(タメル地区/カテシンプー・ストゥーパ)

(アサンチョークのアンナプルナ寺院/タメル地区周辺の道路)

夕食はホテルに入っている中華料理屋さんにて。
エベレストビールと共に美味しくいただきました。


なお、この時期、カトマンズは1日12時間の計画停電をやっていたんですが、幸い私が泊まったホテルは自家発電を持っていたので24時間自由に電気が使えました。ただし、夜間ちょこちょこプチ停電はしていたみたい。。

2012年12月30日(日)

この日はカトマンズからエベレスト街道の玄関口・ルクラへ移動。

が、ルクラが強風(風速12〜13m?)で飛行機がディレイ、ディレイ...。6時15分発の飛行機を5時間半も暖房のない冷え切った国内線のロビーで待っていたんですが、結局、11時45分にルクラ行きの全便の欠航が決まってしまいましたm(,_,)m


(カトマンズ国内線空港の航空会社カウンター前/ルクラ便欠航の電光表示)

私たちは何が何でも今日中にルクラに入らないと、後々の予定に多大な影響が出る!ってことで、欠航になってしまった飛行機の代わりにヘリをチャーターすることになりました。
ただし、人数が多いのでヘリ3台に分乗することになるのですが、すぐに手配できたのは2台のみ。後発隊となった私他4人(添乗員含む)は、先発隊と別れて空港のそばでランチを食べて、空港に出直すことになりました。
12時45分より空港から徒歩5分くらいのところにあるお店でランチ。旅行会社の方で料金を負担してくれるという上、好きなものを食べて良いってことだったので、モモ(ネパールの水餃子)とトゥクパ(ネパールのうどん)をいただいたんだけど、冷え切った体が温まって最高に美味しかったです☆
先発隊はルクラのロッジで、フライドライスとモモをいただいたようで、後発隊の方が当たりだったかも。(笑)

(ビーフモモ[ネパール風水餃子]/トゥクパ[ネパール風うどん])

(ベジタブルモモ[ネパール風水餃子])

13時50分に空港に戻り、15時にヘリに搭乗。
飛ぶ瞬間はグイっと機体が持ち上がるのでちょっと怖いものがあったけど、初ヘリ搭乗体験はとても楽しいものになりました。飛行機に比べると低いところを飛ぶから、カトマンズの街や山々、そして、ヒマラヤ山脈を良く見ることが出来たのです。
かなり奥地まで道があって、段々畑が続いていたので、人間ってすごいなって感心しちゃいました。



15時50分にルクラ空港に到着。
写真は世界一危険な空港と言われている滑走路460mのルクラ空港とルクラの空港に転がってた飛行機。いつぞやの墜落機か!?(汗)


ルクラに移動することはできたけど、ヘリのチャーターに時間を要してしまったため、今日予定していたパグディンまでのトレッキングは中止。
(コネクションのない個人客は足止めを余儀なくされてたので、ヘリをチャーターして移動できただけ、私たちはまだマシ。現地ガイド兼社長のラヴィさんに感謝です。)

そんな訳で、この日はルクラ空港の横にあるロッジで1泊。
ルクラにあるロッジですら、夜間廊下を歩く時はヘッドライト要。
ここから寝袋生活です〜。
ちなみに寝袋生活ということは毎朝寝袋を片付けなくてはならないのですが、これがかなりの重労働。。コンパクトに纏めなくてならないので、毎回酸欠気味になってました。(汗)
ロッジからはヌンブル(6,957m)やヌプラ(5,885m)を見ることが出来ました。


夕食はロッジの食堂にて、マッシュルームスープと水餃子、フライドライスをいただきました。現地の味っぽくて一部の方には不評でしたが、私にはフライドライスがスパイシーでとても美味しくいただけました!


2012年12月31日(月)

6時起床。モーニングコール代わりにシェルパさんたちが紅茶と洗顔用のお湯を各部屋に持ってきてくれます。
7時に身支度を整えて外へ。外に出たらヌンブル(6,957m)が朝日を浴びて美しく輝いているのが見えました!!


ロッジの食堂で、おかゆ&味噌汁とパン&卵焼きという内容の朝食を食べて一日がスタート。毎朝、しっかり量が出てきます。


8時に現地ガイドのラムさんやシェルパさんたちと合流して、昨日の遅れを取り戻すべく今日はルクラからパグディンの先にあるモンジョまでトレッキングを開始!
もちろん、歩き始める前に準備体操はぬかりなく。

(ルクラのメインストリート/ルクラにあるエベレスト街道のゲート)

私たちの寝袋などが入った大きな荷物はこんな感じでゾッキョ(牛とヤクを掛け合わせた動物)に運んでもらいます。

今回、トレッキングするエベレスト街道は、ルクラからエベレストのベースキャンプまで続く世界屈指の絶景トレッキングコースということで、トレッカーからの人気を集めています。村々が点在しているため、現地の人たちの生活道路にもなっていて、そんな村々で休憩をしたり、ロッジを利用したりすることが出来るので、気軽なトレッキング旅行が可能です。
道も割としっかり整備されているけど、ゾッキョ・ロバ・馬がたくさん通るので、糞だらけとか。。(爆)

9時にチャブリンという町に到着。ルクラからも見ることが出来たヌプラ(5,885m)やシェルパが神の山と信仰するクンビラ(5,761m)という山々を見ながら、小休憩をとりました。


エベレスト街道の村々にあるマニ車は時計回りに回し、マニ石は左側通行で進むルールとなっています。人々の平安を願う経文が書かれていて、マニ車を回したり、マニ石の周りを回ることでお経を読んだことになるのだそうです。


10時10分、タドコシの町で標高6,367mのクスムカングルが姿を現しました。チベット語で“三つの雪の峰”という意味を持つ山で、とても美しかったです。名前のとおりピークが3つあります。


11時50分に昨日飛行機が欠航しなければ宿泊する予定だったパグディンの町に到着。
宿泊予定だったロッジでランチとなります。まずホットマンゴージュースのウェルカムドリンクをもらって、ヌードルスープとヤクのチーズが載ったスパデッティをいただきました。
ランチを作ってくれたのは同行のコックさん。トレッキング中のランチは大体こんな感じかな。ヌードルスープは絶品です♪


13時10分にパグディンを出発。
13時35分にトクトク、14時25分にベンカールの町で小休憩。
モンジョが近づいてくるとタムセルク(6608m)が見えてきます!


15時30分に本日の宿があるモンジョに到着。
この日は登ったり下りたりの行程だったので、標高は昨日と一緒で2800mです。
夕方、ロッジの外でタムセルクの夕焼けを見たり、ロッジの食堂兼憩いの場で暖をとったりして過ごしました。日中は行動してることもあり問題ないのですが、やはり朝晩は冷えてくるので、薪ストーブから離れられません。(^▽^;)



夕食は豆のスープ“ダルバート”とカレー。カレーとご飯はおかわりありでした。
年末ということで、添乗員さんが年越し蕎麦を用意してくれましたが...たっぷりのお湯で麺を茹でなかったからか、標高が高くお湯の沸点が低かったからか酷い味でした。(爆)


なお、この夜、私は夜襲を受けましたっ!!
寝袋に入って寝ていたら、胸に衝撃を受けて目が覚め...出入口の辺りで何かがゴソゴソしている音が聞こえてきたのです。びっくりして、明かりを点けたら猫が。。もう心臓止まるかと思ったよ。(^▽^;)どうやら、部屋の上の方にあった窓から私の寝袋にダイブしたようだ。このお騒がせな猫は食堂の暖炉に入り浸っていた猫ちゃんのうちの一匹でした。

2013年1月1日(火)

2013年が明けました!
タムセルクの朝焼けです。一ヶ所だけ日が当たっています!!(笑)
お節とお雑煮を食べて、本日も遅れを取り戻すべく強行軍。。新年早々厳しいねぇ(^▽^;)
この日はモンジョからナムチェバザールを越えたシャンボチェへ。
標高は2800m→3800mに一気にアップします。


まずは8時にモンジョを出発し、5分ほど進んだところにあるジョサレで、サガルマータ国立公園に入園する手続きをします。
サガルマータはネパール語でエベレストのことです。

(右の写真はジョサレから撮ったシェルパが神の山と崇めている標高5,761mのクンビラです。手前の丘の最高地点にちっちゃく写っている白い建物が今夜の宿。壮大な景色でした!!)

エベレスト街道にはこんな竹籠に荷物をこれでもかって積み上げで歩いている人がたくさんいます。時には子供用の小さな籠に赤ちゃんを入れて担いで歩く小学生くらいの少年もいました。。
また、この街道にはドゥードコシ川に数えきれないくらいの吊り橋が架けられています。
ゾッキョ(ヤクと牛を掛け合わせた動物)とかも通るんだけど、作りが雑な上、メンテナンスが出来てない(?)ので、最悪な事態がチラついてしまいます。。何せ、ボルトがところどころ取れていて、足元の金網も大きく破れているのですから。(大汗)


10時35分、ナムチェバザールに向かう途中にあるトップダラで初めて世界最高峰8,848mのエベレストが姿を現します。隣りには世界第4位のローツェ(8,516m)。
地元の人がトレッカーをお客にみかんを売ってました。意外とみずみずしく、味がしっかりある甘〜いみかんで美味しかったです♪


12時に標高3,440mのナムチェバザールに到着。こちらはエベレスト街道最大の町です。ナムチェバザール到着前に、ナムチェ坂という急坂が続くので、この町に到着する頃にはヘトヘトになっています。。そこに追い打ちをかけるようにナムチェバザール自体も階段が続くのですわ。。

(ナムチェバザール到着!!右の写真で頭をちょこんと出してるのはアマダブラム)

(洗濯するのに使われてる水場/ナムチェバザールからコンデリ)

(ナムチェバザールの階段/ナムチェバザールからタムセルク)

12時10分にフレンドシップホテルでホットパイナップルジュースをいただき、昼食となりました。
メニューはヌードルスープとヤクのチーズやトマトが入ったホットサンドです。ハイキング中はタンパク質のほとんどない質素な食事ばかりだったけど、まさにこれがネパールの人たちの日常食なのだろう〜。


13時30分にトレッキング再開。シャンボチェまで上がります。もうひと頑張りで、当初のスケジュールに追いつきます!!本来のスケジュールではこの日はナムチェバザール→シャンボチェの大変ゆとりのある行程だったのですが、異常に厳しいものとなっております。。
目的地の標高が3800mということと、ナムチェバザールから階段状の登りがひたすら続いたため、息が上がって苦しかったけど、15時に無事シャンボチェのホテルに到着となりました。

(ナムチェバザール出発/ナムチェバザールの町)

(タムセルク&クスムカングル/パルチャモ&テンギラギタウ)

(クンビラ/エベレストシェルパリゾート&タムセルク)

早速、ホテルの裏手に回ると、エベレスト、ローツェ、アマダブラムと言ったエベレスト山群の山々がドカーーン!!と私たちを迎えてくれました☆
アマダブラムはネパール語で“母の首飾り”という意味で、エベレストに次いで私が見たいと思っていた山です。このエベレスト街道一の美しさだと思います。
夕方見た刻々と表情を変える夕焼けも素晴らしかったです。日が落ちた後は星空も見ることが出来、好天に恵まれました♪(^-^)/


(エベレスト/ローツェ)

(タムセルクの夕焼け/クスムカングルの夕焼け)

(エベレスト&ローツェの夕焼け)

(アマダブラムの夕焼け/エベレスト山群の夕焼け)

夕食はホテルにて日本食をいただきました。
かぼちゃの天ぷら、チヂミ、コロッケ、大根の煮物、ご飯、味噌汁といった豪華な内容でしたが、日本の味からかけ離れているものもありました。(笑)
デザートにもマンゴーラッシーが出てきて、標高3,800mでいただく食事とはとても思えませんでした〜☆


2013年1月2日(水)

6時30分頃、朝焼けを見にホテルの裏手へ。
さすがに冷え込んでるので、凍えそうになりましたわ。。
エベレストもわずかに稜線に日が当たっていて、美しかったです。

(エベレスト)

(エベレスト山群/コンデリ&テンカンポチェ&パルチャモ6273m&テンギラギタウ6943m)

8時からエベレストビューのホテル3Fの食堂にて朝食。
チーズ入りの味噌汁、おかゆ、ソーセージ、ゆで卵、トマト、リンゴなどをいただきました。

(エベレストシェルパリゾートの全景/エベレストビューのレストラン)

9時に今回泊まったシェルパリゾートホテルのそばにあるエベレストビューホテルへお出かけ。徒歩20分くらいの距離です。日本人が経営してることでも有名で、標高3880mに建っているとは思えない立派な作りをしてました。ここのテラスで、ホットチョコレートで一服。これがしたくてここまで遥々歩いてきたの♪贅沢なひと時でした〜!o(^-^)o

(コンデリ)

(エベレストビューホテルのテラス)

その後、ホテルに戻って、11時にナムチェバザールまで下山を開始。往路1時間30分かかった道のりを帰路はたったの20分で下りきってしまいました。登る時はあんなに苦労したのにって感じで、なんだかちょっともったいない感じでしたね。(爆)
(写真はシャンボチェ→ナムチェバザールの途中にある階段状の下り。)

ナムチェバザール到着後、シェルパ博物館を見学して、昼食休憩となりました。
シェルパ博物館にはシェルパがエベレスト登山の際に使った道具や仏具・食器等とエベレストに登頂した代表的な登山家やシェルパさんたちの写真が展示されていました。自分はその手のことには詳しくないので、見ていてあまり面白くなかったですが。。
昼食は行きにも利用したフレンドシップホテルにて味噌汁と野菜カレーをいただきました。
食後、少し時間があったので、町中を散策してヤクウールで出来たニット帽をお土産に購入しました。

(シェルパ博物館)

(ナムチェバザールのお土産屋さん/ヤクウールのニット帽)

13時30分にナムチェバザールを出発して、モンジョまで下山を開始。
14時30分にトップダラでエベレストの姿を見納めして、モンジョには16時40分の到着となりました。
今夜は行きにも利用したサミットホームロッジに宿泊。夕食はトマトスープ、ヤクのお肉入りカレー、モモ(ネパール風水餃子)をいただきました。ヤクのお肉は特にクセもなくまるで牛肉のようで美味しかったです☆

(ロバ/トップダラから見たエベレスト)

(クスムカングル/ジョサレのゲート)

(農村/ヤクのお肉入りカレー&モモ)

2013年1月3日(木)

この日は、8時にモンジョのロッジを出発して、ルクラへ。
下りは土がかなり舞い上がるので、マスクなどが必需品になってきます。私はマスクをしているとサングラスが曇るし、息苦しくなってきて耐えられなかったので、ネックウォーマー等で必要な時だけ口元を隠すようにしていました。ところどころで、ゾッキョやロバのラッシュに巻き込まれるとさらに土まみれにされました。。(笑)
そうそう、ロバはとても賢くて、自分の判断で(主人の姿がどこにもない)立ち止まって、前からやってくるトレッカーに道を譲ってくれ、トレッカーが通り過ぎるとまた歩き出したりしていましたね!凄い☆

8時55分にベンカールで一休み、11時にパグディンで小一時間休憩をとりました。
12時30分に行きにクスムカングルという山を見たタドコシに到着し、ランチとなります。定番のヌードルスープやショートパスタなどをいただきました。添えてあったフライドポテトがめちゃ旨!でした〜。

(ベンカールでは背後にタムセルクがっ!/クスムカングル)


ランチを終え、13時20分にタドコシを後にします。
ルクラに近づくにつれ、風を少しずつ感じ始めてきます。山も雲に隠れ気味。。明日、無事に飛行機が飛ぶかなぁとちょっと心配になってきます。。。

15時30分にルクラに到着。早速、ロッジに荷物を置いて、町に繰り出します!!
土産物屋を覗いて、スターバックスルクラへ。見た目はまるであのスタバそのもの。マークがヒマラヤの山になっているので、超レアです。でも、これはあのスタバとはまったく関係ないお店らしい。(爆)それでも、せっかくなので入店してコーヒーを飲んできました。一緒にいただいたピーナッツクッキーも美味しかったです。
お土産にスターバックスルクラのマークが印刷されたマグカップをお持ち帰り。数に限りがあるので早めに入手することをオススメします!



近くにはヤクのお肉で作られたハンバーガーが食べられるヤクドナルドなんてお店もあります。(笑)実際に食べに行った人に話を聞いたら、ボリューム満点で美味しかったとのこと!o(^-^)o


夕食は19時よりロッジにて。ハイキング完歩記念のチョコレートケーキ付きです。食後はロキシーという蒸留酒とチャンという濁酒の飲み放題付きのダンスパーティーとなりました。ネパールの音楽が流れる中、各国のトレッカーやシェルパがいりみだれてドンチャン騒ぎとなり、大盛り上がりでした!

(ピザ&ちらし&フライドチキン/お吸い物/お汁粉)

(チョコレートケーキ/ダンスパーティー中のひとコマ)

2013年1月4日(金)

今日はルクラからカトマンズへ戻る日です。
ルクラは快晴で、ルクラ空港では朝から飛行機が次々と離発着していました。全長460mの滑走路の先は崖。ギリギリまで利用して、離発着する飛行機はなんだか見ていてとても凄かったです。

来る時はヘリで来ちゃったから、今度こそ、この滑走路が利用できる〜と喜んできたのもつかぬ間。。さっきから飛んでる飛行機はどうやらカトマンズ以外の便との情報が飛び込んでくる。なんとなんと、ルクラはこんなに快晴なのに、今日はルクラとカトマンズの間で強風が吹いていて、まだカトマンズからのルクラ行きは1便も飛んでないのだと。。(大泣)
ルクラの滑走路の短さを目の当たりにしちゃうと、無理な飛行をしないのはベターなことだとわかるけど、旅行者としてはツライです。何せ飛行機→チャーターヘリだと差額が片道30,000円もするのですから。
ちなみにベストシーズンでも平気で1週間全便欠航しちゃう空港だということは旅行前から知っていて、ある程度は覚悟してましたけどね。

この日の私たちのフライトは8時30分発の予定だったのですが、乗る飛行機がカトマンズで天気待ちしていてこちらに向かってもいないって話だったので、私は時間潰しで、ルクラの町をフラフラ。エベレストコーヒーカフェで、一服してきちゃいました。昨日のスタバより美味しかった〜。(爆)


11時20分にこの日のカトマンズ行きの全便欠航が決定!!明日、飛行機が飛ぶという保障もないので、今日もヘリをチャーターしてカトマンズへ戻ることになりました。ルクラ空港の滑走路を使えずガッカリです。(ちょっとホッとした気もしますが。)
なお、先程、カトマンズ⇔ルクラの山岳フライトはベストシーズンでも平気で1週間飛ばないことがあると書きましたが、そうなると、ルクラの町はトレッキングを終えた観光客で溢れ返ります。昨年の10月には1000人が足止めを喰らったと聞きました。ヘリも輸送できる人数に限りがあるし、天気が回復して飛行機が飛べるようになっても1回に15〜16人しか輸送できない。そのため、空路での移動を諦め、陸路に切り替える人が出てくるそうです。ただ、陸路は山岳ガイドのような健脚な人で徒歩3〜4日+バス移動半日と言われているので、決断力と覚悟がいり、一般的な日本人観光客には厳しいのが現実です。

この日はヘリをスムーズにチャーターすることが出来たので、13時にルクラを出発。13時45分にカトマンズに到着となりました。


ランチはホテル サンセット ビューに入っている「ヒマラヤ蕎麦処」という長野の戸隠村で蕎麦打ちの修行をしたネパール人の蕎麦職人さんがオープンしたお店でいただきました。蕎麦粉はネパールのムスタン郡ツクチェ村産を使っていて、日本のその辺の蕎麦屋さんよりずっと美味しい本格的な蕎麦を出してくださいました。だしが私のめちゃめちゃ好みの味で、そば湯もしっかり飲み干してしまいました♪

(そばだんご&そばのり巻き/そばがき/ざるそば&天ぷら)

夕方、ネパール最古の寺院と言われるスワヤンブナートへ。周辺には猿がたくさんいるので、別名モンキー テンプルとも呼ばれています。こちらの寺院はカトマンズ中心地から3kmほど離れた丘の上にあるので、ランタン リルン(7234m)やカトマンズ市内を一望することができました。


その後、カトマンズ中心部にあるダルバール広場へ。生き神の少女が暮らすクマリの館、カトマンズの名の由来とも伝わるカスタマンダップ寺院、ハヌマーン ドゥカ(旧王宮)、シヴァ寺院などを見てきました。

(クマリの館/ダルバール広場のシヴァ寺院)

夕食はホテルのそばにある「ヤク&イエティホテル」のレストランにて、ネパールの懐石料理をいただきました。ボリュームがあって、途中でお腹いっぱいになっていまったので、ダルバートのカレーやご飯は食べ切れませんでした。でも、どれも美味しかったです。
途中、レストラン内にあるステージで民族舞踊の披露もありました。

(チウラ・乾し米等の懐石料理/煮豆&クレープ)

(モモ/ダルバート/スパイシーヨーグルト)

カトマンズ→バンコク
2013年1月5日(土)

ゆっくりめに起きて、ホテルのビュッフェで朝食。
この旅行はこういうビュッフェスタイルの朝食を食べる機会がまったくなかったので、めずらしく堪能させてもらった。ナスが入ったネパールカレーはパンや蒸しパンにつけて。高級ホテルだけあって(?)、日本人の口に合う料理ばかりで美味しかったです♪

食後、お土産を買いにタメル地区にお出かけ!と言っても前日にカトマンズ−ルクラの往復のヘリ代をキャッシュでお支払いしていたため、財布がからっぽでほとんど何も買えなかったのだけど。(爆)この物価の安いネパールで何も買えないとは情けないm(,_,)m その分、飛行機の乗り換えで利用したバンコクの空港でいろいろお菓子を買ってしまいました。
この時に買ったヤクウールのソックスは裏地がフリースだったので、かなり暖かかったらしい←あげた人談。

(タメル地区でデモと遭遇/ヤクウールのソックス)

13時50分発のタイ航空でカトマンズを離れ、バンコク経由で日本へ。

関空→名古屋
2013年1月6日(日)

関空には6時25分の到着となりました。
関空から名古屋へは陸路にて。

エピローグ

今回は特別良い旅行だった!
毎日毎日しっかり歩いて、大変ではあったけど、見る場所見る場所で姿を変える山は面白かったし、かけがえのない経験をさせてもらったと思う。

当初は往路3日+復路2日=5日のトレッキング予定でしたが、飛行機の欠航により往路2日+復路2日=4日の強行軍となってしまいました。でも、無事予定していたシャンボチェまでの行程を踏破することは出来ました。
また、トレッキング旅行を堪能するにはこれ以上ないくらい天気には恵まれたので、そのシャンボチェから見たエベレスト山群は特別素晴らしく、絶景だった♪一生忘れることのない景色です(^ ^)

なお、山岳方面の旅行を計画している方は航空機遅延費用の保障のある海外旅行保険に入っておくことをおすすめします。私は今回珍しく入っていたので、追加負担をかなりカバーすることが出来ました。

メモ

ネパールのトレッキングのベストシーズンは10月〜11月と言われています。年末年始も乾期なので天気は割と良いのですが、冬に入ってしまっているので、シーズンからは少し外れています。そのため、閉まっているロッジあり。ナムチェバザールの土産物屋も閉まっているところあり。
今回私が行ったシャンボチェの少し向こうにあるタンボジェに個人(ガイドはつけてたそう)で行かれた方はロッジが全部閉まっていて、しかたなく引き返してきたと話していました。

冬ということで朝晩は大変冷え込みます。今回の行程でも−5°くらいは想定する必要あり。
ハイキングスタート時の服装は、速乾の長袖シャツ+長袖シャツ+フリース+ダウン。途中から日が当たってくるし、歩いているうちに少しずつ体も温まってくるので、最後は長袖1枚で十分なくらいになりました。
ちなみに、ほとんどの宿はお湯の出るシャワーがありませんので、トレッキング中にシャワーを浴びるのはなかなか難しいのが実情でした。



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