南紀冬旅'05

はじめに
今年を締めくくる最後の旅は奇岩フェチな私が「こんなところが日本に在ったなんて〜☆」と心ときめいた未踏の地へ。

スケジュール
12/22(木) 出発7:20→12:05ランチ12:55→鬼ケ城→15:15七里御浜15:30→16:40那智かまぼこセンター17:00→17:05熊野那智大社17:45→18:40串本温泉到着
12/23(金) 串本温泉出発8:00→8:20樫野崎灯台8:55→9:15潮岬9:50→11:10三段壁11:45→11:55大一真珠資料館12:10→12:20とれとれ市場13:10→13:40ぷらむ工房14:00→15:00湯浅15:30→20:10桑名20:15→20:40到着




05年12月22日(木)

 今回も激安パックツアーを利用しての旅。7時15分にツレと合流して、7時20分に名古屋駅JR西口よりバスに乗り込み、いざ南紀へ。と言っても、今日は全国的に荒れた天気になるという予報通り、空が徐々に崩れてきた。高速道路も途中から通行止めです。お陰で下道でトロトロ進むこととなり、時間が押してきます。そんな訳で、添乗員の独断で本日最初の観光地として立ち寄るはずだった熊野灘の景勝地・鬼ケ城をパスするはめになった。(泣)正直、この旅行で一番といってもいいくらい楽しみにしていた場所に行けず、そのまま帰ってやろうかと思うくらいショックを受けました。ちなみに鬼ケ城は何千年にも渡る地盤の隆起と太平洋の荒波による侵食により出来た奇岩で、入口にある岩が鬼の横顔に見えることなどからその名がついた場所。また、その昔は海賊がここを根城にしていたようです。
 昼食は予定通りの行程をこなせていれば鬼ケ城で取ることになっていたのだが、時間が押してしまったのでここへ到着する前にあら竹で済ませることになった。私はおにぎりを持参していた為、ランチ休憩なんて不要だったので、今考えただけでもやっぱりこういう結果になったのは悔しい!
 続いて予定されていた2004年にユネスコの世界遺産に指定された熊野古道の七里御浜のプチ散策も車窓からに変更。もう何の為に旅行にきたのかさっぱりわからん!(大泣)ここの熊野古道は天然記念物に指定された高さ25mの獅子岩という奇岩がそびえる浜街道。ゆるやかなカーブを描く浜がとても美しかったです。苔むす石段も趣があって良いですけどね。一応、七里御浜沿いの国道42号でトイレ休憩になった際に、根性で足を踏み入れてくることが出来ましたが。七里御浜の美しく滑らかな石も拾ってきてしまいました。
 16時40分にツアー恒例の那智かまぼこセンターへ。そして、17時5分より熊野三山のひとつ熊野那智大社を見学。ここは熊野信仰の一大霊場として、那智山青岸渡寺や那智の滝という立派な大滝もあり見ごたえがあるはずだったのですが、時間が時間で日が暮れ辺りは真っ暗。石段も雪が薄っすら積もりツルッツル。お陰で見学してきたというより、ただ行ってきたって感じになってしまいました。そんなこんなで、今日はすべて中途半端な観光となってしまい、まったく納得行かないものとなりました。全てを天候のせいには出来ないほど、添乗員がド素人だったのが致命的でした。不満を並べたらキリがないので、割愛しときますが。
 これにて1日目の行程を終えて、本日の宿泊地である串本温泉へ。18時40分にホテル到着となり、一息ついたところで夕食へ。今回の旅行、ひとり1万円と激安だったため夕食はさすがにしょぼくバイキングです。しかも、美味しいもの何もなし。。天ぷらが揚げ立てだったのが良かったくらいかな!
 食後、他にお客さんがいなかったので私たち2人は貸切状態で温泉に浸かり、就寝となりました。


2005年12月23日(金)

 6時30分起床で、7時に私が今回の旅行を決める決め手となったホテルの目の前にある橋杭岩へ。橋杭岩は弘法大師と天の邪鬼が紀伊大島まで一晩で橋を架ける競争をした名残との伝説を持つ奇岩。40余りの岩柱が一直線に対岸に向かい連なっており、神秘的な造形に思わず見とれてしまいます。朝陽で空が綺麗に色づきました♪
 7時20分より朝食をいただき、8時にホテルを出発。8時20分に紀伊大島にある樫野崎灯台に立ち寄ります。今も現役の明治3年に初点灯した日本で最も古い灯台です。辺りにはちょうど水仙が咲いていて、とてもキレイでした。ちなみに明治23年に起こり今も日本人の対応にトルコ人が感謝し続けているトルコの軍艦『エルトゥールル号』の遭難はここの沖合いだったりします。
 続いて、9時15分に本州最南端の潮岬へ。そして、11時10分に高さ50mの断崖絶壁の三段壁を見学。迫力満点で、足を滑らすとまっ逆さまに落下って感じで、高所恐怖症のツレは足がすくんで動けずにおりました。入場料各自払いにて三段壁洞窟も見てきました。高速エレベータで36m下り、洞窟内歩道で年婁大辯才天で手をあわせ、洞窟内で砕ける波を堪能。大迫力で迫ってくる波に思わず声があがってしまいました。他にも漣痕岩、潮吹き岩、熊野水軍番所小屋なども見て周った。
 車窓より、島の真ん中に長年打ち寄せる波によって開いた海食洞がある円月島を拝見。11時55分に大一真珠資料館に立ち寄り、12時20分にとれとれ市場にてランチタイム。クエのちり鍋とめはりずしをゲットして食べました。クエはゼラチン質の多い白身魚。めはりずしは熊野の名物でタレで味付けたご飯を高菜の漬物で包んで握ったもの。その昔、木こりのお弁当として考案されたものだそうです。
 13時40分にぷらむ工房でショッピングタイム。ここは今までに見たこともないような立派な梅干を扱っている紀州南高梅の梅干工場です。続いて、15時にしょうゆ発祥の地である湯浅を訪れる。まず、昔ながらの手作りの醤油を守り続けている角長で、醤油の製造方法についてレクチャーを受け、町の散策をしました。この町には熊野古道の商店街通りもありました。
 15時30分に本日の全ての行程を終えて、帰路へ着きます。途中渋滞にはまりつつ何とか桑名まで辿り着いたが、これより高速道路が通行止めで下道を通ることになった為、桑名駅でツアー客のほぼ半分くらいが途中離団した。下道の渋滞を考慮して。時刻は20時10分のこと。私たち2人も桑名駅20時15分発くらいのJRに乗り換えて、20時40分に名古屋駅まで戻ることになりました。これにて、今回の1泊2日の旅もなんだかんだあったが、何とか終わることが出来た。
 自宅へ戻る前に毎年恒例の名駅のJRセントラルタワーズのイルミネーションも楽しみました。5本のツリーに大型ビジョン。ビジョンには星座が順番に映し出されるようになっており、なかなかのものでした☆
七里御浜 七里御浜 熊野那智大社 夕食 ホテル
橋杭岩
(↑上の画像をクリックすると大きい写真がご覧になれます。)
樫野崎灯台 潮岬 三段壁 円月島 クエのちり鍋&めはりずし しょうゆ発祥の地 お土産 名駅・イルミネーション




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